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context Tokyo 7th anniversary model

喧騒の原宿の一歩裏に佇む静かなショップには、思考と思想を感じさせるレーベルが静かに力強くキュレートされている。context tokyo はその多岐にわたる感性を一つの文脈-context-に沿うように私たちを導く。 海外の友人は「あそこには侘び寂びがある」と私に伝えた。 今年7周年を迎えるcontext tokyo ディレクター伊藤くんからスペシャルピースのリリース依頼を26FW展示会で預かった。 かつてコレクション用に企画したが展示会に間に合わなかった霧のような色を目指したリネン。これをのせたシャツが企画にのった。 ボタンはすべてペン貝で1着の中には同じシェイプは共存させず、配列も全て指定の並びにした。シェイプの違いが視覚的に伝わりやすい並び。 着物のアンティーク帯芯をほどいて極太の糸を取り出し、7点の置き石のような玉留めステッチをポケットに。この糸は長く垂らして残した。 この「文脈」が続くと、今後も置き石は増やしていける。